ミヨビ農法は多くの作物に効果がありますが、稲も例外ではありません。
以下に技術・効果の概要をご紹介いたします。
利用法:水(または種子消毒液)200Lにミヨビンテージ0.5gを溶解し、種子を
一夜浸漬する。その後、水のみで催芽して慣行播種する。
効果@:発芽苗立率、初期成育、分けつ発生(有効茎数)の向上により、増収が
見込まれる。[写真1・2]
効果A:根張り向上と下位節間の短縮による倒伏が軽減される。[写真3]
[写真1]
[写真2]
[写真3]
利用法:移植2〜1日前に慣行法の苗箱潅水に5万倍濃度液(ミヨビンテージ
2g/100L)を加えて施用する。
なお、潅水処理後3日以上経って田植えを行うと、根張りが進んで
田植え機の能率が低下するのでご注意ください。
効果@:移植活着、初期成育、分けつ発生(有効茎数)の向上により、
増収が見込まれる。[写真4・5]
[写真4] [写真5]
利用法:出穂10〜5日前に、10a当たり25g量を水100〜200Lに溶解して
(展着剤無用)田の周辺から鉄砲放水する。
なお、放水前から放水翌日まで、灌水状態の‘かけ流し’を止める。
効果@:根ばりの向上および新根発生の促進がもたらされる。[写真6]
効果A:開花期〜登熟期の気象不良(高・低温)による稔実登熟不良が
が改善。[写真7・8]
[写真6]
[写真7]
[写真8]
左:処理(苗・出穂前2回) 右:無処理
注)写真7・8のみ、他の写真と処理・無処理の左右が逆になっています。
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